声は大事!ブログ

意図を確実に伝える言葉選び

ある朝のラッシュアワー。

若い駅員の男性が声を張り上げていました。
「この時間先頭車両は女性専用車両となっております。ご協力をお願いいたします!」

何度も繰り返すので彼の目線の先を見たら、女性ばかり並ぶ行列に中年の男性が混じっているのが見えました。
女性専用車両のシステムは「ご協力をお願いする」というスタンスだそうなので、「もしもし、ここは女性専用車両ですよ」とは声を掛けられないのでしょう。
結局、その中年男性は駅員男性の必死の呼びかけが自分に向けられたものだったことに気づかず、女性車両にひとり乗り込みました。

女性専用車両に紛れ込んだ男性が、ふとスマホから目を上げて狼狽する様子はやっぱり気の毒です。
ならば、駅員さんがどうにか気づかせてあげることはできなかったのでしょうか。

 
「この時間先頭車両は女性専用車両となっております。ご協力をお願いいたします!」

「この時間『このあたり』の『1両目』の車両は女性専用車両となっております。ご協力をお願いいたします!」

とほんの少し変えるだけで、あの男性は他人事から自分の事へと受け止め方を変えられたかもしれません。

だって、誰でもが自分が並んでいるのは何両目の車両の行列かしっかり認識しているわけじゃないように思うのです。
それに駅のホームの足元表示板は、「1両目」と書いてあります。先頭車両とは書いてありません。同一の単語を使う方が確実性を増します。
山手線の内回り列車のように、1両目が最後尾になるかもしれないからどっちが先頭かなんて、私なら自信もてないかも。

伝えたいことが確実に届く表現は、相手の立場になって考えることに尽きるのでしょうね。

ここまで言ってもその男性が女性専用車両に乗ってしまう場合は、女性専用車両システムに賛同しないことを行動で示す勇気ある男性であるのかも。

 

※写真は本文とはまったく関係ありません・・・。我が家のベランダイチゴのかわいい花です。

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